もう迷わない!チョコレート用語の解説集
このページではチョコレートの種類や材料、ショップなどでよく目にする、チョコレートにまつわるさまざまな用語を解説しています。
カタカナだらけで見てもわからないチョコレート用語たち。
「これは何のチョコレート?」とか「この材料は何?」などと一度は思ったことがあるはず。
そんなときに「チョコレート用語の解説集」を見ればもう迷いません!
相手の好みに合ったチョコレートを選ぶ際の、参考になさってください。
チョコレートの材料・調理法にまつわる用語
・カカオニブ
カカオ豆を砕いて種や皮を取り除いたもの
・カカオマス
カカオニブをすりつぶしたもの
・ココアバター
カカオ豆を絞って得られる淡黄色の植物油脂。チョコレートの口溶けや香りに欠かせない成分。
・クーベルチュール
製菓材料用のチョコレートのこと。
・ガナッシュ
溶かしたチョコレートにたっぷりの生クリームを加えた、柔らかい触感のチョコクリーム。一粒チョコレートのセンターなどに使われる。お酒やフルーツピューレ、ハーブなどを混ぜたものもある。
・キャラメリゼ
砂糖を煮詰めてナッツなどの食材をコーティングすること。香ばしさが増す。
・プラリネ
ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツを、焦がした砂糖でコーティング(キャラメリゼ)して、ペースト状にしたものを混ぜたチョコレート。
・ジャンドゥーヤ
ヘーゼルナッツ(またはアーモンド)を砕いてペースト状にし、チョコレートを混ぜたもの。イタリアのピエモンテ州が発祥。
・ヌガティーヌ
水あめや砂糖をキャラメル状に煮詰め、アーモンドなどを加えて薄く伸ばしたもの。ヌガー、ヌガティンともいう。
・フイヤンティーヌ
薄焼きのクレープ生地を崩したような、サクサクとした食感のとても薄いかけら。ボンボンショコラによく使われる素材のひとつ。(ブルボンの「ルマンド」の食感みたいな感じ。)
・マジパン
ローストせずに蒸したアーモンドをすりつぶして砂糖や洋酒などを混ぜたもの。(ねっとりした食感で日本の「あん」のような感じ。))
・コンフィ
砂糖(シロップ)漬けしたフルーツ。
・コンフィチュール
フランス語でジャムのこと。
・ピュレ(ピューレ)
果物や野菜を生のまま、または煮てからすりつぶし、裏ごしして煮詰めたもの。
・パート・ド・フリュイ
フルーツのピュレをペクチン(とろみをつける凝固剤)でゼリー状に固めたもの。フランス版のグミ。
チョコレートの種類にまつわる用語
・ブラックチョコレート
カカオマス40〜60%以上のミルク(乳製品)を入れないチョコレートのこと。ダークチョコレート、スイートチョコレートともいう。
・ミルクチョコレート
全脂粉乳、脱脂粉乳、クリーム粉乳など、ミルク(乳製品)の入ったチョコレートのこと。
・ホワイトチョコレート
カカオマスが入れずに、ココアバターにミルクや砂糖を加えて作るチョコレート。カカオのバター成分のみ使用しているので、白くても立派なチョコレート。
・ボンボンショコラ
ひと口サイズのチョコレートの総称で、正しいフランス語では「ボンボン・オ・ショコラ」。地域によって呼び名が異なり、ベルギーでは「プラリーヌ」、スイスでは「プラリーネン」、イタリアでは「ジェム」と呼ばれる。
・トリュフ
ボンボンショコラのうち球形をしているもの。高級食材のトリュフに色と形が似ていることが名前の由来。
・タブレット
板チョコレートのこと。ソリッドチョコレート、チョコレートバーともいう。
・ショコラ・ショー
ホットチョコレートのこと。
・クレミーノ
ジャンドゥーヤ入りの四角いクリーミーなチョコレート。イタリアの伝統の味で、一口サイズのものから箱のような大きなものまである。
チョコレートを作る人・店にまつわる用語
・シェフ
フランス語で料理長のこと。チョコレートの世界ではチョコレート職人、パティシエの長、責任者を指す。
・パティシエ
フランス語で男性の「菓子職人」。女性は「パティシエール」。
・パティスリー
ケーキや焼き菓子の総称。またはそれを売る店のこと。
・ショコラティエ
フランス語でチョコレートからお菓子やデザートを作る、男性の「チョコレート専門の職人」のこと。女性は「ショコラティエール」。
・ショコラトリー
フランス語で「チョコレート専門店」のこと。
・メゾン
フランス語で家や建物を意味するが、チョコレートの世界ではブランド、メーカーを指す。
・スペシャリテ
メゾンがこだわりを持って作る、メゾンの顔となる作品。
・M.O.F(モフ)
1913年に設立された「フランス国家最優秀職人」の称号。フランス文化の優れた後継者と呼べる超一級の技術を持つ職人に与えられる。この称号を持つショコラティエは18人(2014年現在)。
・ルレ・デセール
フランスで1981年に作られた世界のトップ・パティシエ、ショコラティエで構成される組織。