私は大学時代、気になっている同級生の男子がいました。
こんなにも気になる男子は初めてだったので、バレンタインの日にチョコレートをあげることにしました。
本命の男子にバレンタインをあげる時は、やっぱり手作りがいいと思って、料理が得意な友人に手伝ってもらい、チョコレートを作ることにしたのです。
最初はなかなか上手くできずに失敗ばかりしていましたが、最終的には自分が納得する出来のチョコレートが完成しました。
ハート型のチョコで、相手の男子の名前も入れて、これで完璧だと思って当日を楽しみにしていました。
バレンタイン当日、私は箱にしっかりと入れて学校にチョコレートを持って行きました。
なのに…、途中で人とぶつかってしまい、その箱を落としてしまったのです。
慌てて箱を開けて中身を確認してみると、せっかく作ったチョコレートが割れてしまって…。
このときほどショックを受けたことはなかったです。
これでは渡すことが出来ないと思って、バレンタインを諦めようと思いましたが、友人はきちんと説明すれば大丈夫だよと言ってくれたので、気になる男子には事情を説明して渡すことにしました。
するとその人は「手作りと言うだけで嬉しいから気にしなくて大丈夫だよ。」と言ってくれたのです。
その言葉がすっごく嬉しくかった!
これがきっかけで私達は付き合うことになったので、とても思い出に残っているバレンタインです。
(H.Nさん)